こんばんわ
今日は、先日購入した logicool G PRO X 60 が、なんだかかちゃかちゃうるさいので、スイッチに潤滑剤を塗布したら静かになるのではないかと考えて早速やってしまいました。結論から言ってしまいますが、キーを入力した時の音がとても静かになり、本体を手にもって振ると、カシャカシャとキーが動く音がしたのですが、全くしなくなりました。
改めて確認したところ、「スイッチはホットスワップ対応です」といった説明がないですし、そもそも、スイッチは分解してもいいですと書かれていることはありませんので、もし同じことをされる方は、自己責任で実施してください。
まず、キースイッチを外します。よくあるスイッチプラーで上下にはさんで引くと、結構簡単にポコッとスイッチが抜けます。
ちょっとピンボケしてしまっていますが、スイッチの表面です。
こちらはスイッチの裏面。写真上の方の突起部分に、光を遮る棒状の物があって、上下することで、光を遮って、スイッチがOn/Offになるようです。よくあるメカニカルスイッチと異なり、電気的な仕組みがないため、ピンもなく底の部分はなんかすっきりしています。
この写真の左右の部分に透明の爪のような箇所がありますが、そこを左右に広げると、スイッチが分解できます。よくあるスイッチを分解する工具も持っていたのですが、全部手でやってしまいました。
スイッチを分解するとこんな感じです。いつものやつですと、中に電極のようなものがありますが、そういったものは全くありません。スイッチだけ別売りしていませんので、壊さないように注意してください。もともと60%サイズでキーが少ない構成ですので、2つ壊すくらいまではKANAキーとかMenuキーなどで代替すればよいかもしれませんが、3つ目あたりから困りそうです。
軸の部分はいつも見ているものと少し異なる形状をしているように思います。
この写真の上の用に伸びているバーの所で光を遮るとキーが押されたと判断されるのだと思います。構造上On/Offはできても、どこまで押したのかとか、どちらに進んでいるかという判別は難しそうです。潤滑剤を塗布するときは、この棒に潤滑剤が付かないように気を付けたほうがよいように思います。
軸の部分で、ハウジングに触れそうな部分に潤滑剤を塗っていきます。
はじめ少なめにうっすらと塗ったところあまり効果を感じませんでしたので、少し多めに塗布しました。何パターンか塗って、気に入った感じになるところを見つけるとよいと思います。
写真で見るとちょっと変な塗り方になっているように見えますが、こんな感じでぐるっと一周塗っていきます。
なんかきれいに映ってない感じですね。写真の解像度が低すぎるのかな。。。実際に目で見るよりも、ザラザラとした感じに見えます。
今回のスイッチは、なんか軸の遊びが結構あって、カタカタと揺れるので、軸が刺さる部分に多めに塗ってみました。この軸を受ける穴のところが一番効果があるように思います。「こんなので効果あるの?」と思われる方もいらっしゃるかと思われますが、カシャカシャといった感じや、底にあたったときの金属の感じとかも緩和されます。
このキーボードって、特に静音化する仕組みが入っていないと思っていたのですが、スペースキーの裏側にちょっと静音化の処理がされていました。スペースキーと左SHIFTとリターンキーはスタビライザが付いているのですが、スタビライザが付いているキーはもともとほかのキーと比較すると静かでした。
あとは、ひたすらやっていきますよ。最近のキーボードは、あらかじめばっちりルブされているものが多いので、久しぶりです。全部やり直すのは、以前Redragon の安物(失礼)を購入した時以来だと思います。
こちらスイッチを外した基盤のところです。丸い穴の下に、もう一つ四角い穴があって、その両端に何か部品が付いていると思いますが、こちらの間を遮るとOnになるようです。
スイッチを分解していて思ったのですが、全く潤滑剤が塗布されていないわけでもなかったようです。わずかに潤滑剤が塗られているような形跡がありました。もっと思いっきりドバっと塗ってしまったら、はじめからもっと静かなキーボードになっていたのかもしれません。
わたくし、5つずつやっていきました。中心部分には多めに塗っちゃいました。取り付けてはじめのうちは、なんかもちもちした感じになりましたが、すこし入力しているとなじんできたように思います。結構つけちゃいましたので、いつか周りに染み出してくるのではないかと不安です。
軸に潤滑剤をつけて、載せていき、蓋をします。蓋の写真撮ってなかった。
もうこれをひたすらやり続けていくだけです。
スタビライザはとるためにはすべて分解しなければいけなさそうなので、引っ張り出して、横から塗るだけにしました。あと、左SHIFT、スペース、リターンキーの箇所のスイッチは、もともと少し静かでしたので、潤滑剤は少なめにしてみました。
全部やるのに3時間くらいかかりました。カチャカチャ、カシャカシャした感じが全くなくなりました。やってみてよかったです。こちらのブログを書いたり、仕事やゲームでもしばらく使っていますが、なんかよい感じになったと思います。カシャカシャ音とは関係なさそうなのですが、ゲーム内でのキーの入力も何となくスムースになったような気がするので不思議です。
ものすごく面倒ですけど、もしカチャカチャうるさくて困っている方がいらっしゃいましたら、だめもとでやってみてください。
「ここがいい」とはっきり言えないのですが、購入してから、仕事でも、ゲームでもずっと使っていたりします。どこがいいんでしょうね(笑)
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