2016年8月7日日曜日

HP48SX を修理していたのですが。。。

こんにちは

HP48SXの液晶画面の表示がおかしくなってしまったので直そうかと思ってチャレンジしたのですが、結局結構状態が悪化してしまって一旦断念するという羽目になりました。もともと4、5本横に表示されない線が入ってしまっていたり、押してもいないのにαや左右のシフトのアイコンが表示されたりしていたのでもうどうでもいいといえばどうでもいいのですが、今回の件で一つ解決できたことがあるのでご紹介しようかと思います。どうでもいい知識になりそうですが。。

HP32S、HP48SX、HP48GX、HP50Gは今までに蓋を開けて中を見たことがあるのですが、50G以外は液晶と基盤と液晶部分を結合させるために、金属でできた金具を使っています。金属のタブのようなやつをクニュっと曲げて固定するような仕組みになっています。こんな感じです。画像は32Sのものです。赤い丸で囲まれた部分です。

WP_20160807_18_39_56_Pro.jpg

上の画像はHP32Sのものですが、今回はHP48SXでの出来事です。なんと、その金具を折ってしまいました!折ってしまうと固定する術がなくなってしまって、当然何も表示されなくなったり、なんだかわけのわからない模様が出たりしてしまういます。
表示がおかしいのが治らないので、開けたり閉めたりを何度も繰り返していたところ「ペキ」という音とともに折れてしまいました。結局3箇所折れました。

あれが折れてしまうとどうにもならないと思ったのですが、考えに考えた結果ネジで止めるということにしました。
画像が小さいかもしれませんね。。。赤い丸印で囲んだところを太さ2mm、長さ10mmの皿ネジで止めます。
こちらの基盤側は六角のナットです。

WP_20160807_17_28_18_Pro.jpg

反対側はこの位置まで2mmの穴を開けて、皿状に穴を加工し絵皿ネジで止めました。

WP_20160807_17_28_38_Pro.jpg

ちょっとピンボケで分かりにくいかもしれませんが、もともと金損の小さなタブのようなものが生えていたところのちょっと外側に2mmの穴を開けて反対側まで貫通させました。

WP_20160807_17_28_30_Pro.jpg

最近のPCなどでは配線が複雑で穴をあけるような余裕はありませんが、配線にとても余裕があるので2mmくらいの穴を開ける余裕があります。基盤自体も2層ですよね?間に何か配線があってくり抜いちゃうということもなさそうです。

修理した結果は結局ゴミが入ったりしたのか、傷をつけてしまったりしたのか、一番上の左右シフトの表示とαの表示は治りましたが、横の線が2本ほど増えてしまいました。まあ計算はできそうなので我慢して使います。ネジ式にして何度も開け閉めできるようになりましたので、そのうちまた開けて綺麗に掃除してみます。

なんとなく、縦の線より横の線の方が治らなそうな。。。





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