2021年7月6日火曜日

AWS に g4dn タイプのWindows2016 インスタンスを起動して、NICE-DCVをインストールする。

 こんにちは

先日は、NICE-DCVのインスタンスをMarketPlaceから起動したのですが、今回は、普通にWindowsのインスタンスを起動して、後からグラフィックスのドライバとNICE-DCVをインストールします。

私もだんだん慣れてきたので、手順もいい加減になってくるかと思われますが、ご容赦ください。

EC2インスタンスの立ち上げ

1.インスタンスを起動します。
EC2コンソールから「インタンスを起動」を選択して、検索ボックスに「windows 2016 japanese base」感じに入力して、「コミュニティAMI」を選択します。一覧に4つほど表示されますので好きなものを選んで「選択」ボタンをクリックします。私は一番日付が新しいものにしました。


2.インスタンスタイプを選択します。
今回は、g4dn.xlargeを選択して、「次のステップ:インスタンスの詳細の設定」をクリックします。


3.詳細な設定は特に変更せずに、「次のステップ:ストレージの追加」ボタンをクリックします。

4.ストレージの設定も特に変更せずに、「次のステップ:タグの追加」ボタンをクリックします。

5.タグの設定も特に何もせず、「次のステップ:セキュリティグループの設定」ボタンをクリックします。詳細な設定を選択した意味はあるのだろうか。。。。

6.セキュリティグループの設定は、以前作成しTCP/UDPポートの8443と、TCPポート3389(RDP)を許可しているものを設定します。もし設定がしていない方はここで新規に設定してください。設定したら「確認と作成」をクリックします。



6.作成するインスタンスの内容を確認したら、「起動」ボタンをクリックします。



7.そうなんですよね。「起動」を押してからキーペアの設定をします。プライベートキーファイルのダウンロードを忘れずに行っておいてください。忘れるとめんどくさいことになります。ダウンロードしたら、「インスタンスの作成」ボタンをクリックします。



8.リモートデスクトップ接続で接続してみました。だんだん立ち上げるのが速くなってきた気がする。。。



アクセス権限の設定

次にNVIDIAドライバとNICE-DCVライセンスへのアクセス権限を付与します。IAMロールで付与します。よく理解できていないと思うのですが、ポリシーを作成して、ポリシーをロールにアタッチして、ロールをインスタンスにアタッチするという感じでしょうか?

1.ポリシーの作成

「NICE-DCV-LicenseAccess」という名前で、以下のポリシーを作成します。赤色のところはインスタンスが起動しているリージョンを設定します。

{
    "Version": "2012-10-17",
    "Statement": [
        {
            "Effect": "Allow",
            "Action": "s3:GetObject",
            "Resource": "arn:aws:s3:::dcv-license.ap-northeast-1/*"
        }
    ]
}

「NVIDIA-DriverAccess」という名前で以下のIAMポリシーを作成します。

{
    "Version": "2012-10-17",
    "Statement": [
        {
            "Effect": "Allow",
            "Action": [
                "s3:Get*",
                "s3:List*"
            ],
            "Resource": [
                "arn:aws:s3:::nvidia-gaming/*",
                "arn:aws:s3:::nvidia-gaming",
                "arn:aws:s3:::ec2-windows-nvidia-drivers/*",
                "arn:aws:s3:::ec2-windows-nvidia-drivers"
            ]
        }
    ]
}

2.ロールの割り当てはこのような感じにしました。


3.インスタンスにロールを割りてる

EC2コンソールから「アクション」ー「セキュリティ」ー「IAMロールの割り当て」と選択します。



4.先ほど設定したNICE-DCVとNVIDIAのポリシーを割り当てたロールを選択します。



NICE-DCVのインストール

1.EC2のWindowsServerのコンソールから、以下のURLへ接続して、インストーラをダウンロードします。「NICE DCV 2021.1 Server」のところから、「Windows(x86_64)」を選択しました。




インストールは特に何も変更せずにに次へを押して進めていいです。


2.接続するクライアントを準備します。先ほどのサイトで、「NICE DCV 2021.1 Client」から「Windows Portable(x86_64)」を選択します。



3.このポータブル版はインストールが必要ありませんので、ダウンロードしたら展開して、bin ディレクトリにある dcvviewer.exe を起動します。起動すると接続設定の画面が表示されますので、「サーバのIPアドレス:8443#console」と入力して、



4.接続時にセキュリティの警告が表示されることがありますが、「Trust And Connect」をクリックします。上のボタンを押してつながらないな~となんだりしました。。。




5.接続が成功すると今度はユーザ名とパスワードを入力します。何も考えずに起動するとユーザ名はAdministratorになっています。ゆーめおいとパスワードを入力したら、「Login」ボタンをクリックします。




6.つながりました。




NVIDIAドライバのインストール

NVIDIAが利用できるインスタンスなのですが、ドライバは自分でインストールする必要があります。入れておいてほしいです。このページの「アクセス権の設定」のところが終わっている必要があるようです。

以下のスクリプトを実行します。

$Bucket = "nvidia-gaming"
$KeyPrefix = "windows/latest"
$LocalPath = "$home\Desktop\NVIDIA"
$Objects = Get-S3Object -BucketName $Bucket -KeyPrefix $KeyPrefix -Region us-east-1
foreach ($Object in $Objects) {
    $LocalFileName = $Object.Key
    if ($LocalFileName -ne '' -and $Object.Size -ne 0) {
        $LocalFilePath = Join-Path $LocalPath $LocalFileName
        Copy-S3Object -BucketName $Bucket -Key $Object.Key -LocalFile $LocalFilePath -Region us-east-1
    }
}

デスクトップにドライバがダウンロードされますので、それをインストールします。

NVIDIAコントロールパネルを開いて、目玉のようなオブジェクトがぐるぐる回っていれば問題ないと思います。




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