2016年4月23日土曜日

ゲストの / で rm -rf * をするときは Parallelsの共有プロファイルは外しておこう

こんにちはー

先日 ubuntu(だったと思います)で rm -rf / としてサーバの中のファイルが全部消えてしまったので助けて欲しいという質問をしたら皆さんが色々とサルベージの方法や、弁護士を頼む方法などをアドバイスしていっぱいただけたという話がありました。ただ、実は質問した方は rm -rf / としただけでは削除実行されず、警告のメッセージが表示されることを知っていて、皆さんがが気付くかどうか試すつもりで聴いたという話を見かけました。

確かにCentOS で試してみると rm -rf / とすると次のようなメッセージが出て実行されません。

rm: it is dangerous to operate recursively on `/'
rm: use --no-preserve-root to override this faisafe

よく rm -rf / は破滅の呪文のように言われますが、最近のシステムではrm -rf / だけでは簡単に削除されないようです。

まあそれはそうとして、では以下のようなコマンドはどうかということを試そうと思いました。

cd / ; rm -rf *

とか、

rm -rf .*

とか。両方ともとても危険そうですよね。実際にどんな反応をするのかこの目で見てみようと思って、Parallels の CentOSの仮想環境をコピーして、cd / ; rm -rf * を試してみました。

すると、なんと! /home/ にMac の /users がマップされていたため、/users 以下をガンガン消しに行っちゃうというとんでもないことになりました。たまたまParallelsのゲストのイメージもそこに置いていたので、ゲストのイメージファイルを自ら削除して停止するという感じで止まりましたが、ゲストイメージを別のところに置いておいたら、きれいさっぱり無くなっていたでしょうね。。直前にTimeMachineしておいてよかった〜

そんなわけで、/ でファイルを全部消すような操作をするときは(そんなことしねーよってかんじですよね。。。)、ホームディレクトリの共有はやめましょうという話です。


ゲストの構成画面を開きます
Parallelsの画面で、変更したいゲストの上でマウスの右ボタンをクリックして、「構成」を選択します。

スクリーンショット 2016-04-23 17.29.39.png

こんな画面の方はギアのアイコンをクリックします。
スクリーンショット 2016-04-23 17.35.21.png

共有プロファイルの設定を変更する
構成ウィンドウが開きますので、「オプション」を選択して「共有」アイコンを選択します。
「共有フォルダ」の項目を「なし」に設定変更します。

スクリーンショット 2016-04-23 17.51.31.png



「なし」を選択すると「このオプションを無効にすると、共有プロファイルツールが使用できなくなります。」と表示されますので、「はい」を選択します。
スクリーンショット 2016-04-23 17.55.36.png
「はい」を選択するとこんな感じの画面になります。このようになっていることを確認したら、ゲストを起動します。
スクリーンショット 2016-04-23 18.36.42.png

Parallels Tools の再インストール
設定を変更して起動すると次のようなメッセージが表示されます。

スクリーンショット 2016-04-23 18.40.19.png

メッセージを読んだ感じでは、グラフィカルなログイン状態から一旦ログアウトして、共有プロファイル設定を適用してくださいというように読み取れるのですが、普通にコンソールに戻ってもメッセージが消えませんでした。設定するコマンドもありそうだったのですが全くわからなかったので再インストールしてしまうこととしました。

Parallels Toolsを再インストールします。再インストールを行うためには一旦アンインストールして再度インストールする必要があります。

Parallels Tools のアンインストール
X-Windowのデスクトップ上でマウスの右ボタンをクリックすると次のような画面が表示されますので、「Open in Terminal」を選択します。

スクリーンショット 2016-04-17 13.34.42.png

「Open in Terminal」を選択すると、Terminalウィンドウが開きますので、以下のコマンドを入力します。

telinit 3

スクリーンショット 2016-04-17 13.39.45.png

すると真っ黒の画面になりますので、必要に応じてログインしてください。

/media/Parallels¥ Tools/ にTool がマウントされていると思います。以下のコマンドを実行します。

/media/Parallels¥ Tools/install

実行すると次のような画面になります。少し文字がおかしいですが気にせずやってしまいます。「Next」を押します。押しますと言ってもマウスでクリックするのではなく、「TAB」キーで「Next」に合わせて「return」キーを押します。

スクリーンショット 2016-04-23 18.57.53.png

「Next」を押すと次のような画面が表示されますので「Remove」を選択して「Next」を押します。


スクリーンショット 2016-04-23 19.25.50.png

「Next」を押すと次のような画面が表示されますので、そのまま「Next」を押します。
スクリーンショット 2016-04-23 19.49.23.png


アンインストールが終了して、再起動を要求されますので、「Reboot」を選択して、再起動します。

スクリーンショット 2016-04-23 19.55.12.png

Parallels Tools のインストール
再起動したら、アンインストールの時と同じ手順でTerminalを開いて以下のコマンドでX-Windowを終了します。

telinit 3

コンソールになったら、インストーラを再度起動します。

/media/Parallels¥ Tools/install

起動すると以下のような画面が表示されます。そのまま「Next」を押します。
スクリーンショット 2016-04-23 20.01.05.png
「Next」を押すと次のような画面が表示されます。なにやらインストールを続けるにはdkmsコンポーンネントが必要なのでインストールするがよいかという感じのメッセージです。よくわからないですが、「Next」を押します。

スクリーンショット 2016-04-23 20.05.00.png
「Next」を押すと次のような画面が表示されます。
dkmsパッケージのインストールを行った方がよいというようなメッセージです。あれ?さっき入れていたんじゃないのかしらなんと思いましたが、そのまま「OK」を押します。「OK」しかありませんからね。。

スクリーンショット 2016-04-23 20.06.50.png
「OK」を押すと再起動を要求されますので言われるがままに再起動します。そのまま「return」キーを押します。

スクリーンショット 2016-04-23 20.09.14.png
これで再起動してくると最初のメッセージは表示されなくなります。
本当はもっといい方法があるのかもしれませんが、共有プロファイルが解除されない方は試してみてください。







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