こんばんわ
私が初めてLinuxというkernelが入ったものを触ったのはSlackwareというディストリビューションでした。
当時のSlackwareは(よく覚えていないのですが)、cd-romを認識させるまでにまず、フロッピーディスク数枚でハードディスクのパーティションを作ってkernel を入れて、起動できるところまでにして、kernelをコンパイルしてcd-romを認識させて、X-Windowやその他のアプリをコンパイルしながら入れていくなんていうめんどくさいやり方でやっていました。うまくX-Windowが動かなくて、何日も何日も頑張るなんていうこともしばしばだったような記憶があります。
まあ、今でしたら、そのフッピーディスのイメージや、アプリケーションをインターネットからチャチャッとダウンロードしてしまうところでしょうが、当時は、最近のように高速にインターネットに接続できる環境なんてなく、普通の電話回線を使って、2400ボーのモデムでぴーひょろひょろひょ〜って感じでやっていて、ちょっとした文字列を送るだけで眠たくなってしまうほど時間がかかるような時代でした。当時、夜間は電話の使用量が定額になるサービスなどがあって、夜になるのを待ってダウンロードを仕掛けてから布団に入るなんてことをしていました。
まあそのようような時代でしたから、とてもディストリビューションまとめてダウンロードなんてやってられなくて、そいったディストリビューションや、FTPサイトのコピーなどをいれたcd-romを販売しているお店が秋葉原にたくさんありました。
私は秋葉原のLASER-5 というお店でこのSlackwareのブートフロッピーのイメージやアプリケーションのソースなどをタップリ詰め込んだcd-romを買ってきていたのですが、そのcd-romの最後の一枚にいつもRed Hatのディストリビューションがおまけでついてきたことを今でも覚えています。なんなら「こんなのいらねー」っていって捨てていました。そのRed Hatですが、毎日のように嫌となるほど触ることになるとは。。。
ものすごく前置き長くなりましたが、今日の話は、そのRed Hat ととても似ている CentOS 6 の gnome デスクトップのデスクトップ上で、マウスの右ボタンをクリックした時の話です。
デフォルトの設定でマウスの右ボタンをクリックすると、こんなメニューが表示されると思います。
上から4番目の「端末の中に開く」をクリックするとgnome-terminalが開くと思いますが、その時カレントディレクトリが~/デスクトップ になってしまいます。これはこれで動作として正しいのですが、カレントディレクトリが ~/ になって欲しいです。
こんなかんじ。。。
1.gconf-editor で nautilus-open-terminalの設定を変更する
わかってみればなんてことはない簡単な話でした。
gconf-editor で設定できます。gconf-editorを起動して
/app/nautilus-open-terminal/desktop_open_home_dir
のチェックをします。
2.nautilus を再起動する
nautilus -q というコマンドを実行して nautilus を再起動します。
画面上のアイコンなどが一回消えますがびっくりしないでください。
3.変わったことを確認する
デスクトップ上でマウスの右ボタンをクリックしてみてください。
さっきと違いますよね?「端末の中に開く」が「端末を開く」になりました。
この「端末を開く」を選択すると。
はい ~/ で開きました。
以上です。なんかすごく簡単な話でしたね。ずっと逃げているだけでした。
ちなみに、設定を行うと、
~/.gconf/apps/nautilus-open-terminal/%gconf.xml
ができて、以下のような内容が書き込まれます。
<?xml version="1.0"?>
<gconf>
<entry name="desktop_opens_home_dir" mtime="1499349018" type="bool" value="true"/>
</gconf>